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491.カジバ・フェラーリって何?

 カジバ1978年から次々とユーロ・ブランドのバイク・メーカーを吸収し、一大帝国を築き上げたバイク会社です。
1985年にはDUCATIすら、そのグループ傘下に収め、隆盛を誇ったのでした。
しかし、カジバを操業したカスティリオーニ兄弟の本当の夢は自分達の会社を大きくする事だけでは
ありませんでした。

クラウディオ・カスティリオーニ
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そして、1992年春、カスティリオーニ兄弟はある有名ブランドの商標権を買い取る事に成功しました。
 また、1980年代の終わり頃からカジバが750cc 4気筒のスーパー・バイクを開発しているとの
噂がたちました。
このバイクはカジバ・フェラーリと呼ばれました。
エンジンがイタリアF1レースカーの名門フェラーリのものだと思われたからです。
現にフェラーリの本社があるモデナとDUCATIの工場があるボローニャは高速道路で隣り同士、
しかも、その高速道路(アウト・ストラーダ)でそれらしいメーカー名のないフルフィアリングの赤いバイク
目撃されていました。
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そして、1996年ごろからフェラーリ製のエンジンの情報がバイク界に流れ始めました。
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もっとも、バイク自体の開発は90年代半ば頃から始まってた様です。
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当時の試作車は極太のアルミ・ツイン・スパー・フレームを持っていましたが、これは目くらましでした。
本命はやはり、パイプ・フレームでした。
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DUCATIスーパーバイク916に偽装されたカジバ・フェラーリ

だんだんどこかで見たフレームになって来ました。
そうです、このバイクはMVアグスタ F4だったのです。
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カジバが買い取る事に成功した有名ブランドとはMVアグスタの事でした。
そして、1999年、カジバはMVアグスタと社名を替え、今日に至ります。

1997年、ミラノ・ショーの前日発表されたMVアグスタ F4 セリエ・オロは新生MVアグスタを継ぐに
相応しいバイクである事を世界中に示しました。
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このバイクが発表になるまでヨーロッパの雑誌には予想図が幾つか掲載された様ですがどれ一つとっても
これ程、官能的なバイクである事を予想出来たものは皆無でした。
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それもそのはず、このバイクのデザインを行ったのはモーターサイクル界の魔術師、マッシモ・タンブリーニ氏でした。
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彼の魔術にかかれば、どんな平凡なバイクも魅惑的な美女に姿を変えます。
しかも、走りの性能すらも一段と輝きを増すのです。
 2004年には750ccから1000ccに排気量を拡大し、今日に至っていますが、カスティリオーニ氏や
タンブリーニ氏
750ccで充分だと思っていたようです。

MVアグスタ F4 1000 AGO
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by SS992 | 2009-08-01 08:36 | 憧れだった美女達