MVアグスタは総帥ドメニコ・アグスタ伯爵に率いられ、世界GPを戦うバイクメーカーとして、
名門中の名門でした。(1950年代~1970年代)
しかし、以外な事にレーサーレプリカ的なバイクを殆ど発表していません。
総帥のアグスタ伯爵が
シロートにレースをされ、MVブランドに傷が付くのを嫌ったためと言われます。
そのせいか、
MVの市販車は実用車やツアラーが主で性能的にも見るべきものはありませんでした。
MVアグスタ ベスパ MV第1号車 2st ドイツのDKWを参考
MV600 エンジンはGPレーサー直系、外見は豪華ツアラー
少排気量車には単気筒が主に用いられました。
MV125 完全に実用車の構成です。
MVアグスタ ディスコ・ボランテ 175cc
しかし、
レーサーは走る実験室であると同時に走る広告塔でした。
レーサーがあって成果を上げているにも係わらず、その技術を
フィードバックしたスーパースポーツが無いのでは世間が許してくれませんでした。