4st は
吸気、圧縮、爆発、排気 の 4工程を経て回転するので
4ストロークと言われます。
但し、この4工程をこなすにはエンジンが
2回転回る必要があるのですが、駆動力を生む
爆発は1回しか
しません。
2st は
圧縮・爆発 と 吸気・掃気 の 2工程を経て回転するので
2ストロークと言われます。
そして、この2工程を1回の回転でこなします。 つまり、駆動力を生む
爆発は1回転に1回するのです。
従って理論的には、
2st は 4st の半分の回転数で同じ出力を得る事が出来るのです。
但し、
4st は1つ1つの工程が厳密に区切られており、燃焼の効率が高いのですが、
2st は 工程の区切りが厳密では無く排気は新しく吸入した混合気で押し出す仕組みになっているため、
排気に混合気が混じる事になり、
燃焼の効率は 4st より劣ります。
さらに
潤滑オイルも燃料と一緒に供給されるので、
排気も汚いのです。
とは言うものの、排気量が同じだったら倍の出力が得られる2stエンジンは
オン・オフを問わず、
レーサーに用い続けられたました。
YAMAHA YZR500
HONDA NSR500