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616.スーパーバイクレースに見るエンジン特性と車体設計(2)

 スーパーバイクレースで活躍したレーサーはその殆どがV2(L2)でV4は以外と活躍していません。

 HONDA RVF750(RC45) 1997年優勝 V4エンジン使用。
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しかし、今年は12年ぶりにV4が活躍しています。

それはアプリリア RSV4です。(第9戦チェコまでの18戦中、9勝しています。 勝率5割!)
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V2(L2)に勝るとも劣らないトラクションを発生するV4エンジンは上限一杯の999.6cc
しかも、90°V型エンジンの長所である一次振動の消去を捨てて、65°狭角V4エンジンを装備しています。
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これはエンジン長を出来るだけ短くし、変りにスイング・アーム長を長くする目的があると思われます。

スイング・アームを長くするとどんなメリットがあるかと言えば、コーナリング時、
スイングアームの沈み込み量を相対的に減らす事が出来、コーナーでアクセルを開けた時
タイヤが路面をグリップする力が抜けず、より早くコーナーを回る事が出来るためと考えられます。

これを専門家はアンチ・スクワット効果が有ると言う様です。

DUCATIの場合、90°L2ですからエンジン長は長く、結果的にスイング・アームの長さにも限界があり、
排気量が1198ccで馬力があっても、コーナリング速度に限界が有ると考えられます。

そのせいか、どうか、判りませんが、DUCATIは2011年、スーパー・バイクから撤退するとの事、
王者の名に掛けての反撃を楽しみにしていたのですが、残念です。
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by SS992 | 2010-09-18 21:35 | レース