「峰風」とともに

minekaze.exblog.jp
ブログトップ

651.作りたかったから作っちゃいました。 HONDA RC211V

 現在、世界最高峰のオートバイ・レースは旧世界GPの500ccクラスに相当する、
2007年からのMotoGPで、上限排気量は800ccですが、

 RC212V (2010年式 V型4気筒 800cc)
b0076232_6374916.jpg

MotoGPがはじまった2001~2006年までは990ccが上限で
5気筒のマシンが許されていました。

各社は無難に990ccの直4のマシンを開発してきましたが、HONDAとドカティは違っていました。

ドカティは、また別の機会に語るので今はHONDAのマシン、RC211Vについて語ってみたいと思います。

 RC211V (2005年式 V型5気筒 990cc)
b0076232_6362572.jpg

HONDAに限らず、どのメーカーもバイクの型番には意味を持たせてあります。

RC は レーサー

211 は 21世紀に入って一番目の型

V は V型エンジンを使用し、必ず勝つ事を願ってVICTORY(勝利)の頭文字をつけていました。

そしてもう一つの意味は5気筒である事の表記でした。
(前3気筒、後2気筒、Vバンク角75.5°
b0076232_6153850.jpg

確かにレギュレーション上も、5気筒は許されていました

しかし、だからと言って本当に必要だったのか、非常に疑問です。
性能も強烈最高出力240Ps以上、車重145kg、最高速度330km/h以上でした。)

過去のレーサーRC149(125cc 並列5気筒)の場合とは違うのです。
(当時は高回転による高出力の発揮が大命題でした。)

 RC149 (1966年 空冷並列5気筒 125cc)
b0076232_2104871.jpg

これはHONDAがHONDAである事の証だった様に思われます。

「作りたいから作る!他と同じではいけない!」と本田宗一郎の魂が叫び続けていたのです

2002年、RC211Vを試乗したかつての二輪界のプリンス、宮城 光氏
もう1回、レースをさせてくれへんか!」と叫んだと伝えられています。

高性能のレーサーはどうしても走りの性能のために犠牲にしている部分があります。

しかし、RC211Vは犠牲にしている性能がない! 

速いのに乗りやすい、乗り心地さえ良い、全部良い と彼は言ったそうです。

しかし、残念ながら排気量制限が800ccに成るとRC212VはV4に戻ってしまいました

それから、HONDAの製品に面白いものは姿を消して行きました。 ガンバレ!HONDA!

 (クラシック・バイク・ブログ 「クラシックで行こう!」 はこちらから )
[PR]
by SS992 | 2011-02-01 21:00 | レース