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674.YAMAHA SR の伝説 (1) 誕生と変遷

 前回、SRのカスタム車両を取り上げましたが、SRそのものについてはあまり述べた事がないので
今回はSRそのものについて語ってみたいと思います。

オン・ロード・シングル・バイクは大抵、各社ともオフ・ロード車がベースになっていますが、SRもその例に
漏れません。

1976年YAMAHAビッグ・オフローダーXT500を発表しました。

 YAMAHA XT500 (1976年式 空冷2バルブ SOHC 単気筒 499cc)
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軽量化された車体とエンジンはレースでも活躍し、1979年から始まったパリ・ダカール・ラリーでは
第1~2回の四輪も含めた総合優勝車両となりました。

そしてYAMAHAは1978年、XT500のエンジンを使ったオン・ロード・バイク、SR400,500を発売しました。

 YAMAHA SR400,500 (1978年式 最初期型)
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 YAMAHA SR400,500SP (1979~1981年式 キャスト・ホイール型)
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ホイールをキャスト化する事でチューブ・レス・タイヤが使える様になりましたが、スポーク・ホイールの
美しさ
に対して無造作なデザインのキャスト・ホイール大八車と呼ばれ売り上げが激減しました。

このため、1982年には限定版ながらスポーク・ホイールが復活しました。

その後、SRは通常では考えられない進化をしました。

それはドラム・ブレーキの復活です。

ストッピング・パワーを求めて各社ともディスク・ブレーキの装着が当たり前だった時にツー・リーディング
は言え、ドラム・ブレーキを採用したのはYAMAHAだけでした。

 YAMAHA SR400,500 (1985年)
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 HONDA GB500TT (1985年式) 
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HONDA安全性能とデザインが対立せざるを得なくなった時、安全性能を取っていました。

私はYAMAHAがカスタム市場の要請があったとはいえ、デザインを優先させた姿勢は今でも疑問
あります。(一応、ディスク・ブレーキに近い効き味と謳われていましたが・・・。)

また、ステップ位置120mmも後退させ、ハンドル位置も下げられたのもSRカスタムの中心、
カフェ・レーサー・スタイルを意識してのことでしょうが、私は小さな親切、大きなお世話だと思いました。

しかし、1996年にはステップ、ハンドル位置も1984年以前の位置に戻し正常化されました。

そして、2001年にはSRもドラム・ブレーキを止め、ディスク・ブレーキに再変更されました。



後はマイナー・チェンジを繰り返してSRは生き残って来ましたが、前回、述べた通り、
2010年、FI化されて新しいスタートを切りました。

しかし、何がSRを33年間も生き延びさせたのでしょうか?

それは皆さんも良くご存知の通り、カスタム・ベースとしてこの上も無くピッタリだったからです。

                                                    ( この項続く

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by SS992 | 2011-05-16 21:00 | 憧れだった美女達