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706.DUCATI空冷Lツインへの憧憬 (2) Lツインまでの道程

 DUCATIスポーツ・バイクのスタートは公道レース用の少排気量レーサーでした。

 DUCATI グラン・スポルト・レーサー (1954年式 OHCシングル100cc ベベル駆動)
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( 通称マリアンナ、伝説的技師ファビオ・タリオーニの設計第1号 )
まだデスモ・ドローミック機構は搭載されていませんでした。

この後、シングル・スポーツは次第に排気量を拡大しつつ、進化を重ねました。

レーサーでは1958年にすでに125ccGPレース用の市販レーサーにデスモ・ドローミック機構
搭載しました。

 DUCATI 125ccGPレーサー (1958年式 DOHC125cc単気筒 ベベル駆動)
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 市販車では10年遅れで1番初めにデスモ・ドローミック機構を搭載したのは
250デスモMkⅢでした。

 DUCATI 250 デスモ MkⅢ (1968年式 OHCシングル250cc ベベル駆動)
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(上の写真はどちらも250デスモMkⅢと表記されていました。)
(2011.9.15追記:DUCATI博物館の資料によれば下図の写真が本来の250デスモMkⅢの様です。)

DUCATI 450 デスモ (1974年式 OHCシングル450cc ベベル駆動)
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これはシングル最後にして最大排気量のモデルです。

もちろん、デスモ・ドローミック機構を搭載していました。

この後、日本車に対抗するためにLツインが採用されるのですが、

 DUCATI 750GT (1971年式 OHC Lツイン ベベル駆動 ノン・デスモ)
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実はこの当時、DUCATIにはもう一つ別のライン・ナップがありました。

それは並列2気筒(パラレル・ツイン)のシリーズです。

 DUCATI 500GTL (1975年式 OHC並列2気筒 500cc)
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 DUCATI 500スポーツ (1977年式 OHC並列2気筒 500cc デスモ搭載)
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 DUCATI 500GTV(1977年式 OHC並列2気筒 500cc デスモ搭載)
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しかし、このシリーズは排気量が少ない事もあってか、Lツインの影に隠れてしまい、1981年には廃盤
なりました。

このパラレル・ツインLツインより登場が後だったのはDUCATIがたとえ、デスモを積んでいなくても
Lツインはより上位のモデルだと考えていたからだと思われます。

つまり普及版のモデルを用意していたと考えられるのです。

しかし、ユーザーがDUCATIに求めるものはスポーツ性であり、強力な出力でした。

少排気量車では日本車が断然、有利でありDUCATIは大排気量車に活路を見出すしか無かったのです。

 DUCATI 750スポーツ (1972年式 OHC Lツイン750cc ベベル駆動 ノン・デスモ)
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(大排気量車と平行して350~400ccのミドル・スポーツも販売されましたが、これは免許制度の関係で
生まれたクラスであくまでも傍流でした。)
                                                     (この項続く

(クラシック・バイク・ブログ 「クラシックで行こう!」 はこちらから )
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by SS992 | 2011-09-14 21:00 | 憧れだった美女達