レーサー・レプリカから脱却した
空冷Lツイン・モデルは最初
750S(スポーツ)と呼ばれました。
DUCATI 750S(スポーツ) (1988年式 空冷Lツイン750cc)
パンタ系と
SS系の大きな違いは
エンジンのレイアウトでした。
パンタ系は
前後のシリンダーが両方とも
後方吸気、前方排気なのに比べ、
SS系では
前シリンダーが後方吸気、前方排気で
後シリンダーが前方吸気、後方排気になっていて
Vバンク内側に
キャブレターが
纏めて配置出来る様に変りました。
これによって大容量の
エア・クリーナー・ボックスの配置も可能になりました。
ベベル系以来、
DUCATIスポーツ・バイクはエア・クリーナー・ボックスを持たず
ファンネルにメッシュカバーが掛けられている程度でした。
それが
エアクリーナー・ボックスを付けられる様になったので安心して
エンジンを廻せる様になったのです。
この後、
750Sは
900SS(スーパー・スポーツ)に進化しました。
DUCATI 900SS (1989年式 空冷Lツイン900cc)
この時代の
DUCATI 900SSはレーサー・レプリカではなくなっていたものの、その
乗り味はスパルタン
そのもので誰でも乗れるバイクでは無かったようです。
(
この項続く)
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