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716.空冷Lツインへの憧憬 (10) SS系のたそがれ

 前回、記した様に1998年、900SSはフル・モデル・チェンジを受け、SS900に換わりました。

 DUCATI SS900 (1998年式 空冷Lツイン904cc)
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また、この前年、1987年DUCATIスポーツ・ツアラーST-2も発表しました。

 DUCATI ST-2 (1997年式 水冷Lツイン944cc)
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ST-2が発売になる前はこのテリトリーは907I.E.PASOがカバーしていましたが、
 
 DUCATI 907I.E.PASO (1991年式  水冷Lツイン907cc)
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ST-2は907I.Eよりスポーツ性が高く、900SSのカバーしていた領域のかなりな部分を補えるので、
SS900はよりスパルタンなコーナリング・マシンに生まれ変りました。

エンジンバルブ・タイミングの見直し、吸気ポートのストレート化エキゾースト・システムも全面変更、
燃料供給もFI化され、レスポンスの向上と高回転高出力化が図られました。

フレームトリレス構造も見直し、大幅に剛性を上げかつ、マスの集中化を達成しました。

ヘッド・アングルを1°起しホイール・ベースは15mm短縮されよりクイックなハンドリングになりました。

さらにこうしたジオメトリーの変更をより有効にするため、ライダーのポジションもより前傾度の強い
スパルタンな物
に変りました。

900SSと比べるとSS900シート高は40mmも上げられ、ハンドル位置は10mmも下げられたのです。

さすがにこのポジションはきつ過ぎてユーザーから不満が出たのでしょう。

2000年にはマイナー・チェンジを受け、ハンドル位置は12mm上げられました。

 DUCATI SS900 (2000年式 空冷Lツイン904cc)
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話は前後しますがSS900デザインは新進気鋭のピエール・テルブランチ氏が行いました。

彼のデザイン個性的でしたがそれ故、一般受けしなかった様です。

特にハーフ・カウル仕様はフル・カウル仕様より重々しく評判が悪かったのは確かです。
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斜め後から見ると少し見栄えがしますが・・・。
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私はSS900は彼が1992年にデザインしたスーパー・モノオマージュだったと思います。
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だからレプリカではないのにここまでレーサー的なポジションを設定したのではないでしょうか?

また、フル・カウルの方が似合っていたのもこの為かもしれません。

この後SS900SS1000DSモデル・チェンジされよりトルクフルになって乗りやすくなりました。

私もバイク屋のオヤジさんから「SSは992ccになって初めて完成した。」と言う言葉を聞いた事があります。

しかし、一度離れたユーザーを呼び返す事は出来ず、SS2006年式を最後に廃盤となりました。

 DUCATI 1000DS (2006年式 空冷Lツイン992ccDS)
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(フレームも車体色と同色になり、オシャレになりました。)

しかし、SS系はまだ終わった訳ではありませんでした。

                                                     (この項続く
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by SS992 | 2011-10-26 21:00 | 憧れだった美女達