ベベル時代の
MHRは本来1978年の
マイク・ザ・バイク、マイク・ヘイルウッドのマン島TT優勝を記念して
発売された
イメージ・レプリカでした。
DUCATI NCRレーサー (1978年 マイケル・ヘイルウッドのマン島TT優勝車)
DUCATI MHR (1979年式 空冷Lツイン900cc ベベル)

当時は
フル・カウルの市販車が皆無だったので
人気がありましたが、今の目で見ると
不満が残ります。
DUCATI NCRレーサー (1978年式 空冷Lツイン900cc ベベル)

そこで
熱心な人はコツコツと
カスタムしてMHRからRを取り去る
努力をしました。

この辺りは
DUCATI社自体でも同じ思いだった様で、
1998年の
ミュンヘン・インターモトで
プロト・タイプが
発表されると発売に対する問い合わせが殺到しました。

(この斬新な試みは最終的には採用されませんでしたが・・・。)
1999年の
ボローニャ・ショーで
2000年1月1日販売開始、限定2000台の発売のアナウンスが流れると
販売開始当日、
DUCATI本社のサイトがパンクしてしまう程の申し込みがあり、
初期ロットの500台は
31分で完売してしまいました。
そこまでの
人気を取った
MHeのデザイナーは
テル・ブランチ氏、
SSやスポーツ・クラシック、
ムルティン・ストラーダ、S・B 999のデザインで活躍した人です。
DUCATI MHe900 (2000年式 空冷Lツイン 904cc)

タコ・メーターしか無い様に見えるのが
レーシーです。(速度はデジタル表示)
カウル・ステイの無いコクピットは
高級感が漂っています。
しかし、カウルを取り去るとこのモデルの
ベースが紛う事無き
SS系である事が判ります。


人気沸騰の
MHeでしたがこのモデルの
最大の欠点はガソリン・タンクの
容量不足でした。(
8.5Lしか入りません!)
とても山に入って
ワインディングを楽しめるどころでは無かった様です。
テル・ブランチ氏自身もこれほど
好き勝手にデザイン出来たバイクは後にも先にも
MHeだけだと言って
いました。
ここまで
デザイン先行で設計されたからこそ、
Net販売と言う新しい試みで
成功を収める事が出来たのだと
思います。
MHeは
新しいタイプのイメージ・レプリカだったのです。
(
この項続く)
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