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715.空冷Lツインへの憧憬 (9) Net と レーサー・レプリカ
 ベベル時代MHRは本来1978年のマイク・ザ・バイク、マイク・ヘイルウッドのマン島TT優勝を記念して
発売されたイメージ・レプリカでした。

DUCATI NCRレーサー (1978年 マイケル・ヘイルウッドのマン島TT優勝車)

 DUCATI MHR (1979年式 空冷Lツイン900cc ベベル)

当時はフル・カウルの市販車が皆無だったので人気がありましたが、今の目で見ると不満が残ります。

 DUCATI NCRレーサー (1978年式 空冷Lツイン900cc ベベル)

そこで熱心な人はコツコツとカスタムしてMHRからRを取り去る努力をしました。

この辺りはDUCATI社自体でも同じ思いだった様で、1998年ミュンヘン・インターモトプロト・タイプ
発表されると発売に対する問い合わせが殺到しました。

(この斬新な試みは最終的には採用されませんでしたが・・・。)

1999年ボローニャ・ショー2000年1月1日販売開始、限定2000台の発売のアナウンスが流れると販売開始当日DUCATI本社のサイトがパンクしてしまう程の申し込みがあり、初期ロットの500台は
31分で完売
してしまいました。

そこまでの人気を取ったMHeのデザイナーテル・ブランチ氏、SSやスポーツ・クラシック、
ムルティン・ストラーダ、S・B 999のデザイン
で活躍した人です。

 DUCATI MHe900 (2000年式 空冷Lツイン 904cc)


タコ・メーターしか無い様に見えるのがレーシーです。(速度はデジタル表示)

カウル・ステイの無いコクピット高級感が漂っています。

しかし、カウルを取り去るとこのモデルのベースが紛う事無きSS系である事が判ります。


人気沸騰のMHeでしたがこのモデルの最大の欠点はガソリン・タンクの容量不足でした。(8.5Lしか入りません!)

とても山に入ってワインディングを楽しめるどころでは無かった様です。

テル・ブランチ氏自身もこれほど好き勝手にデザイン出来たバイクは後にも先にもMHeだけだと言って
いました。

ここまでデザイン先行で設計されたからこそ、Net販売と言う新しい試みで成功を収める事が出来たのだと
思います。

MHe新しいタイプのイメージ・レプリカだったのです。
                                                         (この項続く
(クラシック・バイク・ブログ 「クラシックで行こう!」 はこちらから )
by SS992 | 2011-10-22 21:00 | 憧れだった美女達 | Trackback | Comments(0)
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