1968年にデビューしたBSA/トライアンフは日本製バイクに追い詰められた
大英帝国製モーターサイクルの最後の輝きの一つだと思います。
販売では成功しなかった70年代の英国車ですがレースシーンでは連戦連勝を誇りました。
破ったレーサーの中にはDOHC4バルブのGPレーサーもあります。
レーサーは市販車と異なるフレームを持っていました。
ロブ・ノースフレームと言う
ノートンフェザーベッドの進化型のフレームをもっていたのです。
MVアグスタ500の
シーリーフレームに似ていますがMVにはアンダーループがありません。
T-160にはアンダーループがあります。
シーリーフレームと同様、
ステアリングヘッドとスイングアームピポットをほぼ直線に結ぶ構造は変わりません。
この方式はしだいに模倣され世界標準になりました。
ノートンフェザーベッドのオリジナル形態(DUCATI)は下の写真の様なものでした。
とてもこれが進化して生まれた形?とは思えません。
やはり、
ロブ・ノースが
シーリーフレームを改良したと考えるのが自然でしょう。
色々へ理屈捏ねましたが乗ってみたい一台です。