YAMAHA SR400
単気筒400cc セルなし。キックスタートのみ。 エンジンバランサーなし、振動大の
このバイクが発売されたのは
1978年、それ以後、マイナーチェンジを繰り返しながら
約
30年間作り続けられてきました。
セルモーターやエンジンバランサーすらない究極の簡素さはかえって
カスタムに
大きな自由度を与えました。
また価格の安さも影響したと思います。
経験も無しにいきなり何百万もするバイクを切り刻める度胸のある人はいません。
安いSRがあったからこそ幾多のコンストラクターが育ったと言ったら言い過ぎでしょうか。
SRをいじりまくって腕をみがきDUCATIやビンテージバイクを扱える様になるのです。
SRは値段には
不相応な高級塗装がしてあり、そのままでも充分美しいのですが、
一度、カスタムされるともう別物と言って良い輝きを放つ様に成ります。
イタリアン風カフェ 落ち着いた情熱。
英車風カフェ 輝くタンクは英車の印。 ウウム!
モンスタークロモの原点か!
アメリカン・チョッパー アブナイ! エイプハンガーはやめて欲しいです!
英国風フルカウルカフェ ロケットカウルの原点を見る気がします。
ビンテージ風カフェ ハクスバーナのドラッグレーサー?(まさか!)
ハクスバーナ 500
私は正直いって
SRは嫌いなバイクでした。
お盆に飾るキュウリの馬みたいに見えたからです。
SRカスタムも何かチマチマした改造の様で「フフン、あんな物!」といった目で見ていました。
ですが30年続けばもう立派に
日本の文化です。
ものまねでない
SRカスタムも今に生まれてくるでしょう。
SRよ!それまでなんとか生き残ってくれ!これが私の今の願いです。