モーターショーの華といえばコンパニ・・いや
コンセプト・マシンです。
その中でおもしろいものを見つけました。
BMWのコンセプト・マシンです。
確かにフラットツインが積まれています。
でもそれ以外はやけに華奢でBMWの質実剛健さはありません。
でも日本の
コンセプト・マシンとは違って一目でBMWだと判ります。
ですが日本のものは所詮客寄せパンダ。 コンセプトに一貫性がありません。
SUZUKI
1986年<
ヌーダ> 前後輪駆動の前輪ハブステアリングマシン・・・夢のようです。
でも、実車は真っ直ぐ走ることすら出来ないそうです。
2005年<
ストラーダ> カタナの面影が残っています。
良いのか、悪いのか。
2007年<
バイプレーン>
この辺りはさっぱり意味が判りません。なんでこれが
複葉機?
近年は環境問題に即したコンセプトが主流になっている様です。
YAMAHA<
LUXAIR>バイク版プリウス
SUZUKI<
Crosscage>燃料電池バイク
YAMAHA
2005年
GIN RYU
1988年
モルフォ
その中で一つだけ期待したモデルがありました。YAMAHAの
モルフォです。
このバイクの特徴は
ライディング・ポジションが替えられる事!
つまり家を出て高速に乗るまでは
極普通のネイキッドマシン、
目的地周辺までの高速道路では
アメリカン・モードでゆったりリラックス。
ワインディングに着いたら思い切り
前傾姿勢にしてコーナーに酔う。
そんな夢が語られたこともあったのです。
実際には法的な制限があって実現することの無いコンセプトでしたが
変えるべきは法であってコンセプトでは有りません。
ここでコンセプトを環境問題対処を主流とするものに安易に切り替える
日本のメーカーにはがっかりさせられます。
環境問題に各社必死で取り組んでいるのは誰でも百も承知です。
だからこそコンセプト・マシンから
走りの夢を奪っては成らないと思います。
何しろレシプロエンジンでさえ極め切っていない現在まだまだやる事は一杯あると思います。