雑誌を見ていたら
素晴らしく美しいDUCATIスポーツ1000sフルカウルの紹介が
載っていました。
ウ~ムと唸りながらその写真を見ていて気が付きました。
MHRは普通
ベベルマニアが半端でないこだわりを持って取り組んだものです。
でもこの人はそんな事はサラリと横に流して自分流のカスタムを楽しんでる・・・。
そんな時代になったんだなあ~。とつくづく思いました。
そういえば
Net販売専売のMH900eがありましたね。
Net販売じゃなかなか手に入らないだろうと思っていたら以外や以外、
中古車販売に結構出ています。
本来、このバイクは
DUCATIにとって栄光の輝きの一つです。
これは
マン島TTレースでマイク・ヘイルウッドが操り、優勝したマシンなのです。
そして、
MH900eはこれを記念して作られたバイクです。
荷物は詰めない、
ガソリンは9Lしか入らず、ガス欠が怖くて山にも入れない
あきれたバイクでしたがコンストラクターの一人、
ビーターが
15Lタンクを作って
くれたのでやっと一人前にワインディングを走れるようになった曰く付きのバイクです。
ビーター製15Lタンク 樹脂タンクの内側にこのタンクが本来は付いています。
容量が不足なので
6L分付け足したのが下の出っ張り部分です。
こうやって一つ一つ
丁寧に溶接して15Lタンクは作られました。
日本人は手仕事が得意だし、また、好きなのでしょうね。
そういえば
MH900eもテル・ブランチの作品でしたっけ・・・。
彼も言ってました。 「
これほど好き勝手にやれたバイクは無かった。」と・・・。
DUCATIも飾り物バイクのつもりで作ったと揶揄されていました。
でも本来、
SSのフレームを持ち、前後オーリンズサスのMH900eが
飾り物であるはずがありません。
走りも一流。・・・でもコケルと大変です。
一時は
有名コンストラクターも
フルカウルの検討をした様です。
でも残念な事に、いつの間にか、立ち消えになりました。
それでは
バーチャルですがフルカウルを付けてみましょう。
一応
スクーデリアNCRの市販レーサー用カウルが手に入ったものとして考えています。
(手に入れるのは至難の業かも・・・。)
ライトはそのまま
MH900eのものを付けてみましたがカッコ良くありません。
思い切って埋め込み式にし、昼間は蓋をつけて走る事にしました。
昼間はライトに蓋をします。
夜間は
蓋を外し、ライトを出します。
外した蓋はカウルの内側に専用のラックを設けて仕舞います。
ちなみに転倒時一番先に破損すると思われる
オイルクーラーは
旧SSの位置まで上げてありますのでこの状態では見えません。(ナーンチャッテ)
なんか
マッコウクジラの様なスタイルですがこれはこれで美しいです。
こうしてみるとカスタム一つとっても自分だけでは出来ない現実に唖然とします。
やっぱりバイクも人もは協力してこそ本来の力を発揮出来るのだと言う事を強く感じました。