「峰風」とともに

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77. ビモータの興亡ー2

 ビモータの倒産理由はテージ1Dの売れ行き不振ではなかった事が判ったので

再度報告します。

確かにテージ1Dの売れ行きは芳しいものでは有りませんでした。

そこで早々に撤退し、初心に戻る意味も込めてdb-2を開発、販売しました。

また、もう一つ、ヒット作がありました。SB-6です。
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SB6-R スイングアームピボットとステアリングが一直線に結ばれているのが特徴。

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 db-2ファイナルエディション

これ等はそこそこ受け入れられた様でビモータの経営も持ち直しました。

ただこの後に無謀にも2stの経験が少ないにも関わらずGPレーサーそれも

500cc に手を出し、とうとうマシンを作れずビモータは倒産しました。
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500V-due 排気管の取り回しなどとても手馴れているとは言えません。

その後カジバの後援を受け、再出発しました。

そして再起第一号にはやはり伝統のdb系が選ばれました。

要はDUCATIのエンジンを積むって事です。空冷1,000DSエンジンが選ばれました。

これは今までのビモータがDUCATIのエンジンを選択する際SS系のエンジンを

選んでいた事を踏襲したに過ぎません。

出来たバイクはdb-5(フルカウル),db-6(ネイキッド)です。

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       db-5

あいも変わらずツインスパーフレームのトラス化ですがスイングアームの構成

注目に値します。

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db-6


デザインはモンスター系よりは良いですがGT-1000には

コストパフォーマンス的な面で負けている気がします。

スイングアームの構成に新しさを感じるのでビモータの将来に

少しは期待したいと思います。

   db-5,6 のスイングアーム
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従来は全溶接でトラス構造にアームを組み上げていたがdb-5,6ではアルミブロックを

有効に活用して溶接を簡素化する事に成功している。

古巣を訪ねたタンブリーニもこの方式は絶賛したと言う。
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by SS992 | 2006-10-20 14:12 | 憧れだった美女達

76. それっ 後に続け!ってか?

V-MAXの成功は次々と後続者を生みました。

KAWASAKIのエリミネーター750(輸出用は900cc)
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SUZUKI のデスペラード(800cc)
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HONDAのX4(1300cc)
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どれも低く構えたドラッグレーサー風のデザインでした。

この中ではKAWASAKIのエリミネーター750(輸出用は900cc)はV-MAX

ほぼ同時期で二匹目のドジョウを狙ったものではなかったと解釈します。

また、排気量がドラッグを名乗るには少し少な過ぎます。これは750cc以上の製品は

国内向けには売らないと言うの自主規制があった為と考えられます。

もっとも純輸出用の900ccもGPZ900 Ninjaのエンジンの流用でしたから

あまりドラッグレーサーと言うものを判っていたとは思えません。

これはSUZUKIのデスペラードも同様です。しかも自主規制解除後の発表ですから

何も判ってない!と決め付けられてもしかたありません。

最後発のHONDAのX4だけがちょっとは判っているのかなと言う内容でした。

CB1000のエンジンを1,300ccまでボアアップし、

充分なパワーを確保していたからです。

V-ブースト的なギミックは敢えて付けなかった様です。

本当のドラッグレースに出る人はマシンターボ過給器をつけるなり、

亜酸化窒素噴射装置(通称 「ニトロ」)を付ければ良いわけですから

この判断は正しかったと言えるでしょう。

しかし、幾ら1,300ccのエンジンの実用化に成功したからと言って、ロードスポーツの

CBまで1,300ccにしてしまってはX4の大排気量の意味がなくなります。

CBを1,300ccにするならX4はせめて1,500ccは欲しかった所です。

ないしは「V-ブースト的なパワーを感じさせるギミック」が

必要ではなかったかと思います。 どうもHONDAも最後の詰めが甘いですね。
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by SS992 | 2006-10-20 12:52 | 憧れだった美女達

75.マジン~ゴー! マジンガーZならぬ 僕達の魔神 『V-MAX』

 1972~1974年、僕達は日曜日の午後7時が待ち遠しかったのです。

やがてその時間になるとTVから「マジ~ン ゴー!」掛け声と供に

スーパーロボット「マジンガーZ」の活躍が始まりました。
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マジンガーZ」はそれまでの良い子ちゃんロボットと

違い、武器の塊です。

これまで我々は正義のロボットがろくに武器も持たず、

敵にめちゃくちゃにやられながらかろうじて勝利する姿に

涙したものでした。

しかし、「マジンガーZ」はその名の如く、魔神でした。

目からの「光子力ビーム」に始まり、口からは酸の風「ルストハリケーン」,

胸からは熱線ビーム「ブレストファイアー」,耳からは「冷凍ビーム」, 

腕は外れて「ロケットパンチ」となり、遠くの敵をぶちのめします。 

その痛快さといったら「鉄腕アトム」ですらその比ではありませんでした。

全く、なんで今までこんな簡単なアイディアを実現させなかったのでしょう。

自分達、子供の夢のロボットは真に、「マジンガーZ」的武器の塊でしたから

余計そう思えてなりません。 やはり敗戦による武器の否定が続いていたのでしょうか。

そして、1984年、とうとう我々は自分達の魔神を手にしました。

もうマンガでもアニメでもない、当然、玩具の類(?)ではない『本当の魔神』です。

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その名は

VーMAX』、

人殺しの武器

こそ積んで

ませんでしたが

驚異の力!

「Vブースト機構」を積んでいました。




VMAX・・・・・・・1984年                            

Vブーストの説明(クリックすると拡大します!)
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簡単に言えばある回転数まで回転が上がるとそれまでの

倍量燃料と空気が送り込まれる・・・と言う何ともパワフルな仕掛けです。

今でこそ145馬力は当たり前の出力ですがそれを25年以上前に実現した

YAMAHAの技術力には頭が下がります。

さぁ~て、私も頑張って仕事だぁ~。  「マジー~ン、ゴー
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YAMAHAのCF、センスいいですね。
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by SS992 | 2006-10-19 12:50 | 憧れだった美女達

74.可能姉妹??デスモセディチ,デスモセディチRR,    999Rカスタム

 可能姉妹の饗宴???をやってみました。私は薄着の女性で

セレブ、しかも超グラマーな女性が大好きですが可能姉妹だけは

ダメです。 ちょうどDUCATIのスーパーバイクが苦手の様に・・・・。


可能 美香さん (写真集でたそうですね。)
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デスモセディチRR・・・2006年


可能 恭子さん (写真集だすそうですね。)
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999Rカスタム・・・ 純正オプション装着(フルカーボン)

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可能 恭子さんの秘密

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可能 恭子さん 横顔

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可能 恭子さん メイク前・・・999R (2006年)

可能家大奥方さま
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 デスモセディチ(GPレーサー)

ってのもなかなか面白いでしょ!

でもこうして並べてみると奥方さま(デスモセディッチ)に一番にているのが

恭子さん(999Rカスタム)だって言うのに気が付いちゃいました。 ウ~ム問題かも?
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by SS992 | 2006-10-18 14:33 | カスタム

73. 現行SSもそろそろお別れ?・・・かな?

下の写真を見てください。 なかなか興味深いです。
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SSもそろそろ新型の話が出ていたし、スポーツクラシックで新しい仕様の部品はたくさん

つくったし、そうなると新型SSはスポーツクラシックで作った部品を流用出来るデザインに

なるでしょう。PS+GT1000でタンデムシートにカバーを用意してソロ・ライディング

対応するのは前の900SSの手法です。 まさに「時代・・・時代は巡る。」ですかね。

前に書きましたがPS用にはDUCATIパフォーマンスの純正フルカウルが出ています。

PSは限定仕様・・・
。その為にオプションの純正部品を作るとはとても思えません。

となるとスポーツ1000sには銀色がでるのかな?楽しみ!楽しみ!

でもそうするとフレームは・・・青緑にしてくれるんでしょうね?

それにしてもDUCATIはよほどパンタ系に思い入れがあるのですね。

私はてっきり新SSはモンスター系から派生すると踏んでいたので真に嬉しい

誤算でした。 それにしてもドカの赤はどんどん色っぽくなってきますね。

何か勘違いしてるのではないでしょうか?
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by SS992 | 2006-10-17 13:38 | 憧れだった美女達

72. ここにも「壁の花」がいたよ・・・ YAMAHA ・ R1Z

 フレームについて語りまくったので今度はスイングアームとサスペンション

ついて語ろうと思って資料を調べていたら重要なバイクを取り落としていた事に気付き

ました。 その名はYAMAHA ・ R1Z 私の嫌いな2stのバイクなのでついつい

見落としてしまっていたのです。
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 このバイクは

SDRの実績で

販売的には

大成功と

行かなかった

ものの、

デルタボックス

(YAMAHAの

ツインスパー

フレーム)は

トラス構造で

作れると言う

実績を証明した

にも係らず同じ

トラスデルタボックスとせず、ビモータのdb-1を進化させた様な

X字型のフレームを採用してみせました。

そしてスイングアームはSDRで実績を積んだトラス構造を更に改良して簡素化し、

一見トラス構造の様に見えない様になっています。これは軽量化にも貢献しています。

日本ってかYAMAHAはやるじゃん!と少しは気をよくしました。
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by SS992 | 2006-10-16 14:42 | 憧れだった美女達

71. スイングアームの発達

スイングアームも初めから今の様な姿をしていた訳ではありません。

自転車がそうだった様に初めはリジット(固定)でした。
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HONDA ・スティード はリジットではありませんがリジット風デザインなのでのせました。
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   スミダ2C  国産でリジットである事以外データ不明です。

しかしこれではいかにも乗り心地が悪いのは想像の難くありません。

そのため、あちこちでサスペンションの研究が行われ最初に出てきたのは

プランジャー型です。
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   モナーク(データは一切不明。知っている方が居られたら教えて下さい。
これは縦に取り付けたピストンの中にバネとダンパーが入っていて走行中のショックを

吸収する仕掛けと考えられます。 結構実用的だったらしくBMW(ベー・エム・ベー)なども

初期の車種に採用しています。 今のスイングアーム型をどこがいつ、採用したかは

定かではありません。ただ、HONDAのドリーム号(一世)はリジットで

大ヒット作、スーパーカブはスイングアーム式である所を見るとあのあたりに発明されたものと考えられます。
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何はともあれ、バイクの後輪は

スイングアームを通して着く様に

なりました。

今度はスイングアームの形が

問題となりました。

各社各様、色々な理由をつけて

様々な形のスイングアームを

つけて自車のアッピールを

行いました。 でもレースでも

するのでなければ実際は本当に

細いパイプ様の物で良いそうです。

それも何だか夢のない話です。

旧型のSSは確かにやたら

スイングアームが細いですが

あれでもまだ過剰品質だそうです。


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     DUCATI 900SL・・・・・1992年
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by SS992 | 2006-10-16 13:23 | メカ談義

70. 見直したぜ 『ホーネット』!!

今回フレームについて色々調べている内に思いがけない収穫がありました。

以前安っぽいとして非難したHONDAのホーネットのフレーム形式は

てっきりダイアモンド形式だと思っていましたが実はなんと

バックボーン方式だったのです。スポーツバイクにバックボーン

剛性は大丈夫なの?  しかし、昔と違って今はやたらと剛性を上げる事だけが
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必要な事では

無かった

のです。

ある程度

フレームに

しなやかさを

残す事で

操縦感をライダーに伝える・・・。これが現在のバイクの在り方の一つです。

ホーネットには250cc,600cc,900cc と有りますが全部この方式です。
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 ホーネット600

ダイアモンド型が一番優れた方式だと思っていましたがこれは脱帽です。HONDAさん

ゴメンナサイ!  やはりあなた方は日夜研究に励んで居られるのですね。
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  Hornet・・・・・・・・(1997年)
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by SS992 | 2006-10-14 21:47 | 憧れだった美女達

69. ビモータの興亡と 『新たなる挑戦』

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ビモータの創立者の一人、マッシモ=タンブリーニ
ビモータ『 タ 』 は タンブリーニ からとって付けた名前だそうです。

当時はバイクではなく電気部品を作っていましたがタンブリーニが趣味で二輪レースに

自作のバイクで出ていました。 

しかし、ある時、タンブリーニはレースの事故で瀕死の重傷を負う羽目になりました。

そこで二輪レースはもうやめると宣言し、自作のマシンも売りに出したのです。

あっという間に問い合わせが押し寄せ、彼の特徴あるマシンは高価で売れました。

これがビモータがバイクコンストラクターとしてしるした第1歩でした。
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若かりしタンブリーニとHONDAのエンジンを積んだビモータの処女作 HB-1
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  db-1 ビモータ最高のヒット作。


しかし、欧米の経営の常、タンブリーニは会社と意見が衝突、DUCATI に去りました。

この時、デザイン部門にはタンブリーニの弟子 フェデリコ=マルティーニがいました。

そして師匠の教えを生かして独自のフレームを作って見せたのです。
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  db1のフレーム タンブリーニの影響がそこかしこに見て取れます。

一種のダイアモンド型ですがどのフレームとも似ていない独自性があります。

前後輪の荷重が50%,50%と言う理想的な配分、自由自在のハンドリングで瞬く間に

ビモータを代表するヒット商品に成長しました。

しかし、彼らは非常に不利な条件下にいたのです。

彼らはフレームのデザインはしますがエンジンは他社の製品を完成品として購入。

エンジンだけを外して自分達のフレームに積むという非常に非効率な、金の掛かる方法を

採らざるを得なかったのです。 従って失敗は許されませんでした。

彼らは自分達が信じる心のままに次々と作品を発表していきました。
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 スーパーモノ ガソリンタンクが単気筒エンジンの下にあります。
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  テージ1D センターハブステアリング機構を持つ画期的バイク。
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   テージ1D  U字型メインフレームが特徴。

結局、テージ1D は画期的過ぎて売れずビモータは経営危機から倒産しました。

今、ビモータはdb-5、db-6を引っさげて再度立ち上がりました。

どんな新しいもので我々を驚かしてくれるのか楽しみです。

下に私の好きなビモータの作品を紹介します。
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 SBR-8 SP  SUZUKIのTL1000のエンジンをオールカーボンのカウルで包んだもの 

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 SBR-8 SPのピポット部カーボンブロックの削出しで作られます。
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モトコルセ db-4 db-4に日本のコンストラクター、モトコルセが手を加えた物。

タンブリーニDUCATIではツアラーのPASOシリーズを設計し、

カジバがMVアグスタに変わってからはF4で我々を魅了し続けています。 

国産車はどうした!

ZZR-1400で終わりですか?
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by SS992 | 2006-10-14 13:24 | メカ談義

68. ビモータ,OMC,他コンストラクターの挑戦

下の写真を見てください。
OMC SRX620 ・・・(2000年)
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拡大出来ますので拡大して読んでください。

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OMCのマークも誇らしげな細身のガソリンタンク

上はオレンジブルーバードと言うシングルでは有名な会社の作品です。

フレームはイギリスのシーリータイプの改良型です。

シーリータイプの特徴はステアリングヘッドとスイングアームピポット

完全に一直線に結ばれている事です。

この構造はツインスパーフレームと構成的には良く似ています。しかし斜めの

フレームが一直線な分、幅は狭くてよく、アルミフレームの様に曲がっていない分、

強度も少なくて良いのでより細いパイプで済みます。と言うことは重量も軽く

仕上がると言う事です。だったら何故大手四社はこうしたバイクを

つくらなかったのでしょう。

それは大会社では量産が前提に成りますからこうした手間のかかるバイクは

作りたくても作れなかったのです。

ですが国産のバイクに強烈な個性がなくなって来た今日、

こうした手間を前提としたバイクを作ってみても良いんじゃないかと思います。

HONDAさんなんか四輪も大手なんですから会社の体力も有るでしょう。

お願いしますよHONDAさん、CB750の時みたいに我々をあっと言わせるような

凄いバイクを作って下さい。
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        デイトナで疾走するCB750レーサーと我らが「根本 健」


次回はバイク界の異端児・ビモータの活躍を中心に語らせて貰います。
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by SS992 | 2006-10-13 18:43 | メカ談義