「峰風」とともに

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397.DUCATI スーパーバイクの変遷 (2)

1986年、スーパーバイク参戦が決まり、レーサーの開発者も決まった後、タンブリーニは入社したと思われます。
しかし、1982年、DUCATIは851~888の作った実績を確実にする為にとうとうタンブリーニにS・Bの開発を命じました。そして'93のミラノ・ショーに出品された916851系と設計を
全く異にするトップエンドモデルでした。
一番の違いは851系が幾らS・Bと言っても公道走行を視野に入れた設計だったのに
対し、916純粋なレーシング・マシンとして設計されていました。
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851系とは全く異なるフレーム配置とフレームにスイングアーム・ピボットを持つことが大きな特徴でした。

916 SP 1993
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しかし、驚くべきはこの後、996、998、とスープアップしても大きな変更を必要とせず、公道走行用のストラーダも殆ど変更なしで済んでしまった事です。
この後、タンブリーニは新生MVアグスタに移ってしまいました。
真にタンブリーニはこの916系を作る為だけにDUCATIに入社した様な気がします。

916 CORSA SUPPERBIKU RACER 1994
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デビュー・イヤーながらカール・フォガティが圧倒的速さでシリーズ・タイトルを獲得してしまったのです。
カールの上手さもあったでしょうが、デビユー・イヤーでタイトル獲得出来たのは
タンブリーニ設計の916だったからだと思います。
デザインも斬新でしたがレーサーとして生まれたと言うその生い立ちが
それを知らない人を含め多くの人を引き付けています
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by SS992 | 2008-03-31 06:42 | メカ談義

396.DUCATI・スーパーバイクの変遷 (1)

1986年スーパーバイク選手権に勝つ為に「最高の2気筒を造れ!」との
カスティリーニ社長の激に応える為、主任エンジニアのマッシモ・ボルッティは伝統の空冷2バルブLツインエンジンを水冷DOHC4バルブLツインエンジンに変えてレースに臨みました。
生まれたバイクは無敵の強さでスーパーバイク選手権を席巻しました。

851 プロトタイプ
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851 ストラーダ
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851 ストラーダ-2
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888 SP5 
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この辺りはレーサーと公道走行車の区別がほとんどなかったのです。
DUCATIの最先端車がレーサーの匂いに満ちているのは当然です。

富士を望むワインディングを走る 851 ストラーダ
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by SS992 | 2008-03-30 21:15 | メカ談義

395.メッキの力も馬鹿にならないな~っ

メッキと言う言葉にはあまり良いイメージがありません。(メッキが剥げるとか・・・。)
しかし、バイクの場合、メッキ部品は欠かせないものです。
でも、車体全てをメッキしたバイクは少ないですが強烈な存在感があります。

MVアグスタF4S プラチーノ
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これが一番だと思ってましたがもっと凄いメッキバイクが発表になりました。

DUCATI 1198S
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ここまでやられては脱帽するしかありません。
1198Sが別のバイクに見えます。
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by SS992 | 2008-03-29 20:22 | 憧れだった美女達

394.DUCATI 594Rの噂と私的願望

シングルスポーツに動きがあります。カジバのミト500 KTMのRC4に続き
DUCATIも594Rの噂が出てきました。(かなりガセ臭いですが・・・。)
1098の半分なので594cc・・・?
外装も1098が元なので1098に酷似しています。

スーパーモノ 594R
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一番怪しのは排気系です。
KTMやビューエルの様な床下排気管を装備していますが
これはDUCATIでは前例のない事です。
床下排気管は様々な能力を詰め込む為、スリップ・オンマフラーの様に簡単に交換出来るものではありません。
DUCATIはカスタムを楽しむバイク・・・。とても採用しそうも無い装備です。
それともユーロ3の排気・騒音基準がとてもカスタムを許さないほど厳しい物に
なるのでしょうか? 
ま、難しい事は横に置いて置いてこのマフラー、結構カッコイイです。
368.で書いた様にDUCATIには悲運のスーパーモノがありました。
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市販化が見送られた時、当時のデザイナー テル・ブランチはモデルチェンジの時期に来ていた
SSにそのシルエットを写しこみました。

SS900
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だから私は594Rを出すなら外装はスーパーモノに似せるべきだと思います。
また、カタログ落ちしたとは言え一度作ったバイクです。外装位なんとかなるでしょう。
と言うわけでスーパーモノ・SS版 594Rを作ってみました。

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どうせガセなら何かこの方が説得力ありそうに思えません?
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by SS992 | 2008-03-25 09:24 | 憧れだった美女達

393. 人車一体 KTM RCー8 そうなって欲しいRC-4

KTMが発表した純オン・ロード RC-8 1190です。
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今までにないエッジをきかせたデザインです
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S/Bのスポンサーがレッドブルと言うわけではありませんがまるで猛牛の様です。
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決して美しいバイクではありません・・・。と書いたところで走行写真を見ました。
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ライダーが乗ると非常に良く調和して美しい姿になります。
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こう言うのを人車一体と言うのでしょう。今後の活躍が楽しみです。

RC-4 690 も早く煮詰まったデザインを決めて欲しいものです。
初期想像図
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2009年版想像図
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2008リーク画像
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プロ・アームになったのは喜ぶべき事ですがタンク回りのデザインが全く駄目です。

RC-8の実績を踏まえて人車一体の美しいデザインを採用して欲しいものです。
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by SS992 | 2008-03-22 08:45 | 憧れだった美女達

392.900SSだってレースするさ!

1994年のBOTTのMT1クラスの優勝マシンです。
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ベースは'91年式の900SSです。
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これを切った張ったと軽量化した姿が最上部のものです。
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ショート・マニホールド仕様でピーク・パワーを重視しています。
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軽量化はジェネレーターにまで及び、点火はバッテリー・オンリーです。
エンジン周りのチューンで注目すべきなのはキャブレターの取り付け方式です。
通常は純正マニホールドを利用して2連FCRをボルト・オンするのが一般的ですが、
このマシンの場合、シングル・ボディのFCR39φをセパレートで装着しています。
この仕様の方がマニホールドの管長が短くなり、結果的にピーク・パワー重視のエンジン特性と
なります。
チューニングは理論より個人のライディング・スタイルに合わせて行うのがタイムに繋がる様です。
レースの世界は私達、街乗りライダーとは桁違いに高い次元でしのぎを削っているのです。
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by SS992 | 2008-03-21 06:36 | 憧れだった美女達

391.イタリア車はみな兄弟? ビモータdb-1,2

ビモータといえばエンジンは作らず、職人の手作りのパイプ・フレームに、
出来合いの高性能エンジンを更にチューンして積むカスタム車メーカーでした。
最初の作品はHB-1です。

HB-1  1973
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HONDA CB750Kのエンジンやアッセンブリー・パーツを購入者が自分で購入したフレームに取り付けると言うものでした。
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やがてKB-1から完成車として販売される様になりますが
夢の様な高性能車を夢の様な高価格で売る・・・。と言う基本方針は変わりませんでした。
SB-6  1994
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いままでのビモータ製品は目的のバイクを車両として購入し、それを分解して自分たちの作ったフレームに取り付けると言ういかにも非効率なやり方を取っていました。
それが高価格の一因となっていたのは事実です。
エンジンだけ入手出来たら・・・。ビモータの関係者は皆そう思った事でしょう。
奇跡は突然起こるもの。
DUCATIがカジバの傘下に入りそれが可能となったのです。
(かなり複雑なシ事情があったようですが・・・。)
その結果生まれたイタリアっ娘がdb-1,db-1SRです。

db-1 1985
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天才タンブリーニの愛弟子マルティーニも天才でした。
DUCATパンタIF1750cc空冷SOHC2バルブをクロモリ鋼管パイプ・フレームで包んだ
db-1は信じられない高性能を持ちながら庶民の手が届く価格に抑えられました。

db-2db-1の実績を踏まえ発売が待たれましたが、諸般の事情で
発表は1993年まで待たねばなりませんでした。

db-2 フルカウル 1993
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db-2 ハーフカウル 1993
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db-2のフレームと同じエンジン、オリジナルのエンジンを積む900SS(’91)のフレームの比較
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db-2900SSより細いフレームを使っていますが、代わりに密に入っています。 
スイングアームもトラス構造です。

db-2 コクピット
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最低限のメーター類に抑えられ、このマシンがコーナリング専用マシンである事を主張しています。(初期には距離計すらありませんでした。)

db-2 レーサー
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発表の時期が悪く本領を発揮出来ないまま消えて逝ったバイクですが再生したビモータの
最新バイク db-5にその技術は生かされています。
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by SS992 | 2008-03-20 12:47 | 憧れだった美女達

390.走って大丈夫?耐久仕様750F1

ツアラーの記事を書くために本の川とNetの海を泳いでいたらとっても危うい感じを漂わせた
パンタ750F1耐久仕様車を見つけました。
どうやら九州は阿蘇の周辺に生息している様です。
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とは言っても何か走り出した途端、バラバラになりそうです。
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危ういのは外見だけの様です。
私も阿蘇の麓を思い切り走って見たいものです。
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by SS992 | 2008-03-19 20:35 | 憧れだった美女達

389.DUCATIツアラーの系譜(6)

2004年DUCATIは今まで出した事の無い3バルブエンジンを積むツアラーST-3
リリースしました。
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デザインの変更点は前方に集中し、フェール・タンク以降に変更は見られません。
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メーター類は
ムルティン・ストラーダと共通です。











ここでも当然、S・Bのエンジンを積んだST-4、ST-4 ABSが同時にリリースされました。
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しかし、旧ST系の時は人気を博したST-4でしたが、ST-3は非常に安価で100psを
越える性能
を持っていました。   当然ST-4の価値は下がります。 
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また、新しいタイプのツアラー、ムルティン・ストラーダも売れ行きは好調でした。
このため、DUCATIは戦略を立て直した物と思われます。
ST-3にABSタイプを作り、かつての900SSの位置にある汎用ツアラーにする。
ムルティン・ストラーダを排気量UPし、(1000→1100cc)ツアラーとしての魅力を更に増す。
ハイパー・モタードを作りムルティン・ストラーダに欠けていたスポーツ性を補う。
SSシリーズをやめ、スポーツ・クラシックとして細分化して多様な要求に対処する。
こうしてみると今のDUCATIの製品構成の位置づけとその意味がわかります。
この次はモンスター系の戦略改変でしょうが、これは別の機会に譲ります。
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by SS992 | 2008-03-18 19:28 | 憧れだった美女達

388.DUCATI ツアラーの系譜(5)

1998年SSはコーナリング専用バイクに生まれ変わりました。

SS900 1998
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エンジンはSOHC2バルブですがフェール・インジェクション化しています。
フレームもパイプ径、配置間隔を変更し大幅に剛性を上げ、
マスの集中化
をしています。
ヘッド・アングルを1°起こし、ホイール・ベースも15mm短縮し、ハンドリングはよりクイック
なりました。
合わせてポジションも更に前傾度が強くなりました。
シート高は40mmも上げられハンドル位置は10mm下げられました
 これは流石にキツ過ぎると考えられ、ハンドル位置が2000年には
12mm上げられました。
SSがこれだけコーナリング専用バイクに変容出来たのは
1987年、発売されたスポーツ・ツアラーST-2の存在があったからです。

ST-2 1987
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排気量944cc 水冷SOHC2バルブのエンジンを持っています。
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ST-2 パニアケース装備状態
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ST-2はパニアケースを装着し、タンデム・ライダーが居ることが前提で本領を
発揮
する様に作られていますがそうでなくとも充分スポーティです。
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このST-2に少し遅れて発売されたのがST-4です。
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このバイクの一番の特徴はツアラーでありながらスーパー・バイクの心臓を持つことです。
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当時のS・Bの最先端は998、そのひとつ前の996のエンジンを積んでます。
水冷4バルブ996cc 最高出力117hp/8750rpm,最大トルク10.9kg-m/7000rpm
強心臓です。
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ST-4s ABS
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ABSつきもリリースされました。
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ST-4 ROMA
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この高級感、DUCATIも密かに上がりバイクを狙っていたのかと勘ぐりたくなります。
しかし、DUCATIはここで終わりにするつもりなどサラサラありませんでした。
(この項続く・・・。)
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by SS992 | 2008-03-17 20:04 | 憧れだった美女達