「峰風」とともに

minekaze.exblog.jp
ブログトップ

<   2009年 02月 ( 27 )   > この月の画像一覧

453, 走る実験室 ゴールデンボウルズ

 この一台は唯一つの目的の為に作られました。
b0076232_1264671.jpg

それはHDエンジンの純正クランクの耐久力を試す為です。  技術者はその目で
見た物しか信じないのです。
後軸出力110hpを出すこのエンジンは日本国内のHDレースもとより
デイトナF2クラスでの優勝さえしています。
この実験結果を踏まえ、スーパーXRの後軸は敢えて100hpに抑えられました。
この特集の締めくくりは編集長の1文でした。「かのトーマス・エジソンが『天才は1%の閃きと99%の努力である。』と言っている。しかし、ここで『天才』を『物造り』と言う言葉に置き換えてほしい。  この先、彼らの様な技術者が現れるか否かは解らない。
しかし、この特集が『1%の閃』を触発するものになっていればいいのだが・・・。 
 と本気で思っている」と・・・。
チョッパービルドとエンジニアリングの世界は全く別次元の話だと私は思っていましたが
その根幹と真理は同じ『物造り』である以上、何も変らないのです。
[PR]
by SS992 | 2009-02-27 12:42 | 憧れだった美女達

452,アメリカンも突き詰めればスーパースポーツ!?

同じHDのエンジンを持つビューエル、そのビューエルに先行投資して生まれたのが
ウエポンシリーズです。

スーパーXR ビューエル
b0076232_20121424.jpg

色々な問題を抱えていたビューエルの改良が出発点でした。

The ウエポン Ⅱ
b0076232_2035565.jpg

1600ccもあるトルク型の1台です。

デイトナ・ウエポン Ⅰ
b0076232_2043452.jpg

1997年のデイトナBOT-F1クラスで優勝したマシンです。

デイトナ・ウエポン Ⅱ
b0076232_205350.jpg

このマシンはもはやビューエルを突き抜けてしまってます。
フロントサスは通常のテレスコピックではなく、Aアームと呼ぶスイングアームの
様な構造を持ちます。
[PR]
by SS992 | 2009-02-26 20:09 | 憧れだった美女達

451,いったい何故ここまで

インターセプターFXR
b0076232_18345325.jpg

b0076232_18353849.jpg

スーパーチャージャー(KF社製)
b0076232_18401555.jpg

スーパーチャージャーはもともと空気の薄い高空を飛ぶ航空機の為に
開発された技術です。 クランクの回転を直結したブロアーによって吸気側の気圧を
高め、密度の濃い空気を燃焼室に送り込むものです。
クランクの回転で直接、ブロアーを回すものが過給機
排気の噴射でタービンを回すのがターボ過吸機です。
どちらも本来、地上を走る乗り物には必要の無い技術です。
 しかし、柴崎氏はH-Dエンジンの様々な側面から追求する為、
ポートや圧縮比を徹底的に見直して、あえて装着したとの事。 
確かにターボ過給機はアクセルを開けてからパワーが出るまで
ワンテンポ遅れますが、機械式の過給気なら遅れは殆ど無くなります。
それにしても何故にここまで・・・。
そこに過給機があるからだとしか言いようがありません。
[PR]
by SS992 | 2009-02-26 19:32 | 憧れだった美女達

450, XR-BT COBRA

 低く長い車体、コブラをイメージさせるその姿は
サンダスのユニークな車両の代表でしょう。
前後シリンダーともに始まる排気管は
うねる様にエンジンを取り巻き右出しになります。
b0076232_16272752.jpg

b0076232_16275984.jpg

側面から見たCOBRAは比較的平凡なアメリカン・バイクですが
b0076232_16281839.jpg

サンダスの血が流れるCOBURAは普通のアメリカンではありません。
b0076232_16301538.jpg

XR-BTエンジン (1600cc)のパワーフィールは凄まじいの一言に尽きます。

①        ②        ③      
b0076232_16355764.jpg

④         ⑤

  サンダスオリジナルのフット・コントロール
     トルク・アーム的役割も果たします。
  シンプルなオイルタンクとカーボン製コイルカバー
  シートはソロタイプ ホールド感も良好!
  ハンドル周りはレーシーです。
   ローライダーヘッダース
     左排気ポートに会わせた特注品です。
[PR]
by SS992 | 2009-02-25 16:21 | 憧れだった美女達

449, 動く宝石達

 キラ星の如く輝く部品やエンジン達、しかもこれらはバイクを動かす為のものであり、
単なる装飾品ではありません。
b0076232_17171552.jpg

b0076232_118665.jpg

b0076232_119687.jpg

b0076232_1194866.jpg

b0076232_11102081.jpg

b0076232_11112671.jpg

S&S社も頑張っています。
b0076232_1112201.jpg

これ等美しい機能部品達を賛辞するのに多くの言葉は入りません、
ただ、その美しさを鑑賞して下さい。
これらの美しい機能部品やエンジン達は唯、一直線に早く走るためだけに作られました。
次回はこれ等を実際に積んだバイクを紹介したいと思います。
[PR]
by SS992 | 2009-02-17 16:47 | メカ談義

448, サンダス・エンタープライズ とビューエル

b0076232_17514763.jpg
  日本にもサムライはやはり居ました。 
 彼の名は柴崎武彦
 彼もまた走りを追及する
 サンダス・エンタープライズ
の代表です。

 もし、彼が初期投資をしていなければ
 今のビューエルはありません。
 当時のビューエルはわずか5名で製作され、          
 生産も40台ほど、それ故、最初のロットを
 発注する際は3台を前金でとの
 殿様商売
をしていました。

  しかし、この車両に興味に並々ならぬ
  興味を持った柴崎氏は自分のショップが
  軌道に乗る前の赤貧時代だったにも
  係わらず、無理をして資金を工面したと
  言います。
  でも「ホント、造りは最悪だったとの事。」
  今のビューエルの興隆ぶりを見ると
                         信じられない話
です。


b0076232_19592882.jpg

<エリック・ビューエル>
b0076232_88135.jpg

<ビューエルが作った初期車両群>
RW-750 エリック・ビューエルが一番気に入っている車両だそうです。
(今や絶滅に瀕している2st!?みたいですね?。)
b0076232_9195939.jpg

RR-1100                 RW-750
[PR]
by SS992 | 2009-02-10 13:17 | メカ談義

447,何故、航空宇宙産業者はバイクを愛するのか?

 チョッパー・ビルダーらしい厳ついオッサンです。 彼の名はトム・フォスター
b0076232_833997.jpg

アラン・スピュースの友人です。 エンジンはアランの作った狭角60°のFATVO
使っています。
彼の信念は「70年代のシルエットを持ちながら現代のテクノロジーとパーツを使って速く走り、かつ、信頼性の高い事だ」と言っています。
これは多くのデザインや細部のディティールに奇をてらった他のチョッパー達とは全く違ったオーラを放っています。

b0076232_9382667.jpg

 トムは続けてこうも言っています
「スタイリングの全てはまず、機能が優先されるべきで、見た目が良くても乗り辛ければ
意味が無い。そして、何よりも安心してスピィーディーに走れる事が大前提だ」と言い切る   彼もまた、ボーイング社で宇宙開発技術を研究する職に就くプロ中のプロでした。

 <ランド・シャーク>
b0076232_9404787.jpg

b0076232_9392214.jpg

 
<ランド・シャーク細部>
b0076232_1591974.jpg

 プラグ・横のパーツはコンプレッション・レリーズ スピュースの開発品です。
 オープン・プライマリーはBDL社製 ミッション・パターンはリバース・タイプ。
 ブレーキ・システムは前後ともPM製、ホイールもPM製です。
 ハンドルも奇をてらわず、コントロール性を第1に考えた物です。
 リバース・コーンの2in1エキゾーストも排気効率を第1に考えた物です。
 トムの仲間によってチューニングされた
    FOTVOモーター。排気量は100cu-inに拡大
    されています。
<ランド・シャークのポジション>
b0076232_11232339.jpg

ランドシャークのポジションはスーパースポーツの様でチョッパーらしくありません。
これも走りの機能を優先した結果でしょう。
[PR]
by SS992 | 2009-02-10 08:03 | 憧れだった美女達

446,ここ、までくればモーGPレーサー!?

 数あるH・Dの中にあってひときわ凄みがあるこの一台は性能を追求するためには形振り構わずひたすらに速度を求める意志その必然から生まれる美しさに満ちています。
 GOLIATH Ⅱ
b0076232_3451315.jpg

b0076232_3484926.jpg

               ③
b0076232_4533045.jpg

         ④        

計器はスミス製のタコ・メーターのみです。
ホイールはモーリス製マグの18インチ。マルキッゾ製のフロント・フォークに着く
 ブレーキはブレンボ製を選択しました。
レーサーらしいメガホン・マフラーはWILLAMS製を装着しています。
キャブはデロルト製の40Φをデュアルで装着していますが、反対に
一切の装飾は施されていません。
エンジン・ヘッドはスピュースの手になる逸品、高い性能と美しさを両立します。

 このマシンが製作されたのは1981年、すなわちスピュースがAFMのオープンGPクラスにおいて当時の年間チャンピオンを獲得した1台です。
ボンネビルでは281.6km/h と言う強烈なもの。非公式ながらこの記録は1300ccにおいて24年間破られません。現在もタイトルを保持しているかどうかは判りませんが、
この車両が相当、いや怪物的なパフォーマンスを持っている事が判ると思います。
レーシング・シャーシーの製作で名高いコスマンが骨格を、1290ccの心臓はスピュース製の
オール・アロイ。
そしてアンドリューヌのボンビネル・カムをセットしたこのレーシングマシンの
最高出力は140ph、今でこそ200phの車両がお金を出せば買えますが、1981年当時はスピードを求め、どこまでも、突き進むと自作するしか無かったのです。
[PR]
by SS992 | 2009-02-09 03:29 | 憧れだった美女達

445, スピュースの実験室ー2

 次は1977年に登場した業界初のコンプリ-ト・エンジンを積んだ一台です。
 <スピュース XR-CR
b0076232_1221053.jpg

アルミキャスト製のデュアルキャブヘッドと貫通スタッドを持つシリンダーが備えられたオリジナル4カムエンジン・・・。
77年にアフターマーケット業界で初めてリリースされたコンプリート・モーターを積みます。
b0076232_1231137.jpg

数あるH・Dの中で最高峰の技術が注がれたレーシングマシンが元となっています。
b0076232_1234541.jpg

78年式のH・D唯一のカフェ・レーサー、XLCRにスピュースのパーツを組み込んでいます。

排気量1300ccで80年のボンビネルで268,5km/hを出しました。
スピュースは言います。  「スピードがもたらす物、それは絶対的な信用である。」と!


①        ②        ③          
b0076232_1255531.jpg

④                  ⑤

①今となっては旧式とも言えるワイヤー引きのフラット・バルブ(ミクニ41Φプロシリーズ)
ボンネビル出場の証!ライザー上に貼り付けられたエンブレム
③ブレーキ・ローターはフローティング、キャリパーはNISSIN製です、
④XRとは反対な左出しマフラー(スーパートラップ製
⑤エンジンは完全にスピュース製の物で堅められています。


アラン・スピュース・・・彼の研究室は薄暗いラボではない、どこまでも続くボンネビル、
強烈な陽光が輝く、塩の平原です。
[PR]
by SS992 | 2009-02-08 11:05 | 憧れだった美女達

444, スピュースの実験室-1

スピュース・エンジニアリングの本社
b0076232_7411066.jpg

カルフォルニアのクラス・バレーの森の中にありますが一切の装飾がなく、
まるでコンテナー倉庫の様です。

 <ミュール・スペクター>
b0076232_7503645.jpg

1997年ボンネビルにて252,8km/hの記録を出し、後輪で125hpを誇るスペクターを更に
改良したFATVOエンジンに換装した物です。
b0076232_10331739.jpg

 <細部>
①      ②     ③     ④
b0076232_7542424.jpg

⑤      ⑥         ⑦


ショット・ガンスタイルのメガホン・エキゾースト (BUB製)

 スイング・アームはスピュース製FXR用、リアホイールはGSX-R用をチョイスしています。

 FホイールはGSX-R用GSX-R用18インチ、アンチ・ノーズダイブを備えています。

 ミッションもスピュース製の油圧クラッチ・レリーズを使っています。

 エンジンはFATVOのクランク・ケースとスクリーミングのヘッドを組み合わせています。排気量は       100cu-in有ります。(何ccか判んないです。笑)

 テール・ランプが埋め込まれたRフェンダーはCORBIN製ウォーバード、ホールド製も良いそうです。

 吸気はメカニカル・タイプのFインジェクションを装着、エア・クリーナーはスクリーミング製です。

長くなるので一変記事を閉じます。
[PR]
by SS992 | 2009-02-08 07:28 | お世話になったお姉様達