「峰風」とともに

minekaze.exblog.jp
ブログトップ

<   2012年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧

743・オーヴァー・レーシングの挑戦 (3) (2気筒・他 編)

 「OV-10」、「OV-10A」、「OV-10ブリオ」はレーサーではなく、市販を目的としたコンプリート車両です。

 「OV-10A」 (1995年)
b0076232_823589.jpg

DUCATI 900 SSのエンジンをアルミ・オーバル・フレームに搭載したコンプリート車両でした。

ただし、私は排気管の取りまわしに未完成なものを感じます。

この後、発表されたプリオというコンプリート・バイクがこの「OV-10A」同じフレームを用いている様に
見えますが、片持ちになったリア・ホイールと共に完成度はグッと増した感じです。

 「OV-10 ブリオ」 (1989年?)
b0076232_825725.jpg

「OV-10A」のオーナーも考える事は同じ様でこの「OV-10A」マフラーの採り回し「OV-10ブリオ」と同じになっています。
b0076232_827161.jpg

b0076232_8274079.jpg

b0076232_8282587.jpg


「OV-12」(1989年)~「OV-13」(1991年)はHarleyのフレーム製作とだけしか、判りません。
(画像なし。 V2?アメリカン?)

「OV-14」は再びデータなし。(欠番?)

そして次の「OV-15」、「OV-15A」ツイン・レーサーの先駆けを作ります。
 「OV-15/15A」 (1992~1997年)
b0076232_8335971.jpg

「OV-15A」(1997年)は外装から足回りまで全てオリジナルのb>公道走行可能なコンプリート車両でした。
b0076232_8342159.jpg

この「OV-15/15A」はエンジン形式こそパラレル・ツインでしたが、この後、訪れるVツイン旋風のさきがけでした。

ただし、残念ながら270°位相のクランク採用されなかった様です。
もし、採用されていればDUCATIとの互角の勝負も見れたかもしれません。

また、この「OV-15A」はレーサー仕様で1993年の鈴鹿8耐に出場しています。
b0076232_834569.jpg


「OV-17」 (1994年) XL250ベースのダートラ・バイク(画像なし)

 「OV-21」はデータなし。(欠番?)

 「OV-22」 (2002年)はフレーム製作のみ?と思われます。


                                         『(4)「OV-23の開発」』へつづく

(クラシック・バイク・ブログ 「クラシックで行こう!」 はこちらから )
[PR]
by ss992 | 2012-06-27 21:00 | レース

742.オーヴァー・レーシングの挑戦 (2) (単気筒編)

 オーヴァー・レーシングが初めて製作したシングル・レーサーは「OV-05」です
「OV-05」(1984年)
b0076232_753324.jpg

このレーサーはサウンド・オブ・シングルス用でSRX600のエンジンアルミ・ハニカム・フレーム
搭載していました。

写真で見るとフレーム単なるツイン・スパーではなく、アルミ板を溶接したと思われる極太のフレームなのが
見てとれます。

また、この車両のカウルは当時、まだ珍しかったカーボン・ファイバー製シングルであるがゆえに軽量化神経を使っていたのが判ります。

オーヴァーレーシングは「OV-05」の後、しばらくシングル・レースから離れていましたが、「OV-11」
再びシングル・レーサーに戻りました。

しかも、SRX600ベースのシングル・レーサーです。

 「OV-11」 (1991年)
b0076232_19233155.jpg

これもSRX600エンジン・ベースのレーサーで面白いのはエア・サスではあるものの、2本ショック
備えている事です。

これで1992年のオランダ・アッセンでのレースを制しました。

この後、エンジンをXTZ660排気量が少し大きなものに換え、再びシングル・レーサーを開発しました。

 「OV-16」 (1996年)
b0076232_8142238.jpg

YAMAHA XTZ660のエンジンを得意のアルミ・オーバルフレームに搭載。 
ユーロ・スーパー・モノ選手権でチャンピオン獲得。

 「OV-20」 (1997年)
b0076232_8144329.jpg

エンジンに大幅に手を入れて性能を大幅アップし、再びチャンピオンを獲得しました。

この後、今のところシングル・レーサーは手掛けられていません。

                                             『(3)「2気筒・他 編」へつづく』

(クラシック・バイク・ブログ 「クラシックで行こう!」 はこちらから )
[PR]
by ss992 | 2012-06-20 21:00 | レース

741.オーヴァー・レーシングの挑戦 (1) (直4編)

 2月初めから不調になり、やっと少し回復して来たので更新します。

例年、春は不調になるのですが今年は特に長いです。(もう梅雨ですよ。梅雨

 まだあまり回復していないのですが、FWSの開発に携わった方からコメントを頂き、少し力が出ました


 そこで私の大好きな単気筒車を中心にレーサーを開発しているオーヴァー・レーシングの活動
振り返ってみたいと思います。

 現オーヴァーフォールディングス代表佐藤健正氏1972年本田技研鈴鹿製作所に入社、

その後、モリワキ・エンジニアリングに引き抜かれ、更に1982年には独立してレーシングガレージ設立
技術畑を一直線に走ってきました

そんな彼がやりたかったのはやはりレース

独立して3年後1985年には初めてのオリジナル・フレーム車鈴鹿8耐に参戦しました。

   「OV-01」 (1985年)
b0076232_18521564.jpg

当時のTT-F1仕様 アルミ角フレームCBX750のエンジンを搭載。

(後述の「OV-05」の製作年度が1984年なので製作そのものは1984年以前と思われます。)

「OV-02」~「OV-04」データが見つからないのでどんなバイクだったのか、判りません
(存在しなかった可能性大です。)

 「OV-06」~「OV-09」までの車両はデータが少ないのですが、FZ750ベース
全日本選手権出場を目的とした車両でした。
 「OV-06」 (1986年)
b0076232_447218.jpg

 「OV-07」 (1987年)
b0076232_450131.jpg

FZ750は鉄フレームですが、「OV-07]アルミ・ツインスパーフレームに変わっています。
また、ガソリンタンクの形状が特異です。(燃料容量の確保が目的?)
シート・レールの形状も現在のレーサーと同じく最小限度の物になっています。
「OV-08」~「OV-09」は同じくFZ750ベースのレーサー全日本選手権出場車両ですが、画像が
ありません


この後、オーヴァー・レーシング新しい可能性を求めて直4以外のエンジン形式を追求し始めます。

                                               『(2)「単気筒 編」へつづく』

(クラシック・バイク・ブログ 「クラシックで行こう!」 はこちらから )







 
[PR]
by SS992 | 2012-06-13 21:00 | レース