DUCATI MotoGPマシン
デスモセディッチGP12が苦戦しています。
DUCATI デスモセディッチGP12 ( 2012年式 )
2007年のダブル・タイトル以来、振るわなかった
デスモセディッチですが、それは主に
フレームの改良が
間違っていたせいと思われて来ました。
特に
2009年の
カーボン・ファイバー製エア・クリーナー・ボックスを使った
モノコック・フレームが、
タイヤから得られる情報をライダーにキチンと伝えられず、そのため
デスモセディッチは成績を
残せなかったと言われてきました。
しかし、
2011年にDUCATIはモノコック・フレームはおろか、伝統のトリレス・フレームすら捨てて、他社と同じ
アルミ・ツイン・スパー・フレームをテストしました。
このテスト結果の優劣は発表されませんでしたが、
GP-12は
ツイン・スパー・フレームで製作されました。
しかし、いまだもって
DUCATIは
良い成果を残せていません。
メイン・ライダー、
バレンティーノ・ロッシは決してヘタどころか、◎のつく
優秀なライダーです。
その彼をもってしても結果を残せない、また、フレームのせいでもない、とすると一体何
DUCATIをして
低迷させているのでしょうか?
(現在は
スイングアームさえも
アルミ製に戻している様です。)
2007年のダブル・タイトル時のライダーはケーシー・ストナーでしたが、彼に合わせたマシンでは
他のライダー達は乗りこなせず往生したと聞きます。
その頃のデータを引き摺っていたとすれば今の低迷も理解出来るのですが、DUCATIの象徴とも言うべき
トリレス・フレームですら否定した技術陣がそんな愚かな事をしているとは思えません。
ただ、少し気になるのは
ロッシがチームNo.2の
ヘイデンのセッティングすら試しているという事です。
王者が2位の者に合わせてみようと言うのはよっぽどの事。
そうまでしても
ロッシが結果を残せないとしたら、代わりに
ヘイデンが台頭して来たら、それは
ロッシの時代が終わった事を意味しますが、ヘイデンの成績も今一つ振るわない様です。
DUCATIには我々のまだ知らない、ないしは判らない
秘密があるのかもしれません。
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