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「峰風」とともに

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575. コンセプト・モデル の 始祖

 少し、体調が回復して来てやる気も出てきたので少しバイクについて語ってみたいと思います。
国産初の本格コンセプト・モデルは SUZUKI ファルコラスティコ です。
これは1985年の東京モーター・ショー で発表されました。
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このマシンには 新技術が これでもか!と言う位、盛り込まれていました。

① 4サイクル スクエア4気筒 500cc エンジン
   4サイクル・エンジンには珍しい四つのシリンダーがボックス状に配置されたスクエア4気筒エンジン。
② エンジンフレームレス構造
③ 前後スイングアームサスペンション
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   通常のフレームは一切、ありません。
   前後のタイヤはスイング・アームを介してメイン・フレーム役のエンジンに繋がっていました。
   スクエア4と言う特殊なエンジンもフレームとしてエンジンを使うために選ばれた形でした。

④ センターハブ油圧パワーステアリング
   ハンドルはピストル・グリップ型油圧でセンター・ハブ・ステアリングを動かす様になっていました。
   もっとも、バイクにパワー・ステアリングを導入しようとしたのは失敗でした。
   バイクはライダーがバイク自身にハンドルを切らせる乗り物です。
   ハンドルは完全にフリーにしておいて初めてまともに走るのです。
   油圧でハンドルを押さえ込んでしまったこのバイクはまともに走らなかった様です。

⑤ パウダーブレーキシステム
    ブレーキはパウダー・ブレーキと言う工業機械に使われている電磁式ブレーキを応用していました。
    ブレーキも普通のディスク・ブレーキの方が良く効いたそうです。
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⑥ チェーンレス液圧駆動
⑦ 前後17インチ超扁平ラジアルタイヤ
  後輪に動力を伝えるシステムはチェーンでもシャフト・ドライブでもない
  油圧でタービンを回す完全に新しいシステムが使われていました。
  こちらは評価が不明ですが一つの可能性としてバイクの歴史に残る試みだったと思います。
  タイヤは現在のスポーツ・バイクでは当たり前になった扁平度の様でした。
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⑧ ポップアップスクリーンカウリング
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高速道路での移動中はスクリーンを立てて疲労を軽減し、ワインディングでは
スクリーンを寝かし、思い切り風を浴びて気持ちよくなる・・・そんな夢が込められていました。
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今ではモーター・ショーで当たり前になった各社のコンセプト・モデルですが、
夢を形にするこのやり方は意外と最近出てきたものだったのです。
by SS992 | 2010-04-12 21:49 | カスタム