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「峰風」とともに

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653.モノコック・フレームの変遷 (2)

 1980年にkawasakiWGPに新型のマシン、KR500を投入してきました。

 KR500 (1980年式)
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特徴ガソリン・タンクをメイン・フレーム化したモノコック構造を持つ事でした。
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しかし、このモノコック構造は剛性が高すぎ、当時のタイヤの性能とバランスしませんでした。
(当時の別のコンベショナルなフレーム、エグリ・カワサキの約10倍の剛性がありました。)

こうした車体の構成部品のどれかを主体としてそれに他の部分が付く構造を私は
第二期モノコック構造と読んでいます。
(カワサキの場合はガソリンタンク、次に採り上げるドカティはエンジンそのものです。)

剛性が高すぎると考えた開発陣は板厚が一番薄いアルミでバックボーン型の’82年型を作りました。

 KR500 (1982年式)
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これなども確かにバックボーン型ですがその実態はモノコック・ボディだと私は思います。

この変更はドラスティック過ぎてライダーが着いていけず、結局は失敗に終わりましたが、
私は方向性は決して間違ってはいなかったと思います。

現に次回取り上げるドカティのデスモセディッチでは少なくとも失敗では無いと考えられるからです。

                                                    (この項続く

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by SS992 | 2011-02-09 21:00 | メカ談義