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655.モノコック・フレームの変遷 (4)

 ドカティがWGPに参戦していた第1次黄金期のWGPレーサーはシーリー・フレームを採用しており、
まだモノコック・フレームを採用しようとする機運はありませんでした。

 DUCATI 500  (1971年式 空冷 4st 2バルブ・ノンデスモ)
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ただし、その採用されたシーリー・フレームステアリング・ステムとスイングアーム・ピポット、後部サスペンション接続部の
3箇所
を三角形で結ぶ形態をしており、モノコック構造ではないものの、効果はそれと同等か、
それに近い剛性
を持っていたと推測されます。
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時は移り、一度はWGPから離れていたドカティも 4stマシンで戦われるモト・GPには参戦する事になりました。

 デスモセディッチ (2003年式 水冷 4st L型4気筒 990cc 16バルブ)
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しかし、2001年から初まったモト・GPに出場させたデスモセディッチ車体剛性の大部分をエンジン
受け持ち、もはや、パイプ・フレームはハンドル周りの最小限のものでセミ・モノコック構造
言えるものになっていました。
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2009年からはこの最小限のパイプ・フレームすら取り払われ、代わりにカーボン・ファイバー製の
エアクリーナー・ボックス
ステアリング部分を支持する様になり、完全にモノコック構造となりました。
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 カーボン・ファイバー製エアクリーナー・ボックス ステアリング・シャフトが取り付けられているのが判ります。)
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 2010年、ドカティはモトGPであまり結果を残せませんでしたが、それはフロント・フォークの作動感
エンジン回転の性質の与え方に問題があったため、と分析されており、
少なくともフレームをモノ・コックにしたからだと言う見方はされていません

このため、2011年のシーズンモノコック・フレームのレーサーが走る事になりました。

やっと、モノコック・フレームも評価される時代になったのです。

 (クラシック・バイク・ブログ 「クラシックで行こう!」 はこちらから )
by SS992 | 2011-02-13 21:00 | メカ談義