まずこの写真を見て下さい。
BSA-SR (オレンジ・ブルーバード製)
通常のSRカスタム車と比べると明らかに
フレーム・ワークが違います。
YAMAHA SR (1985~1987年)
特に
アンダー・ループが
二本になっており、
SRのセミ・ダブル・クレードル・フレームとは
明らかに違っています。(SRはアンダー・ループの前面が1本です。)
前面のフレームが二本になる事によってフレームの剛性は格段に
上がります。
これは単なるカスタムでは無く、
BSA社のフレームにSRのエンジンを積んだBSA-SRと言うバイクが
基になっているのです。
タンクや
シート、マフラー形状により
3タイプあったようですが、写真のBSA-SRは
BSAゴールドSRと
呼ばれたモデルです。(オレンジ・ブルーバードの手によって徹底したカスタムが行われています。)
BSAゴールドSR ? (ベース車両)
(こちらは
コストを抑えるため、
足回り等はSRの物を流用していた様です。)
BSA-SRは約200台前後がデイトナの手によって輸入された様です。(価格は
90万円前後。)
カスタムのお手本にした
バイク・メーカー、BSA にフレームを作って貰い、
SRのエンジンを積むとは
随分
豪気な話です。
(
この項続く )
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