オートバイ・レースの最高峰が2st天下の世界GPから4st主導の
MotoGPに変った2002年、
DUCATIは
MotoGP参戦を表明し、レーサーのプロトタイプを発表しました。
そして
2003年からフル参戦をし、かつ
緒戦からトプ争いをする実力を見せました。
DUCATI デスモセディッチ GP3 (2003年式 990cc)
このレーサーは
他社がアルミ・ツイン・スパー・フレームを使用する中、ただ一社、
エンジンを車体の一部として活用、
メイン・フレームを持たない独自の構造を誇りました。
DUCATI デスモセディッチRR (2007年式? 990cc)
これは
MotoGPレプリカですが、
フレームの構成はほとんど同じです。
エンジンを中心に
直接スイング・アームが生え、
前方のステアリング・ヘッドも
エンジンから直接
生えたトラス・フレームで保持されていました。
このあと
2006年まで
990cc時代が続きますが、DUCATIは今一歩のところで結果を出せず、
800ccに排気量が変った2007年まで苦しみました。
2007年、果てしなく増えてゆくMotoGPマシンの
出力に
IMFはMotoGpの
最大排気量を990ccから
800ccに減らしてレースの
安全を確保しようとしました。
各社、その変更に即座に対応しましたが、
DUCATIのマシンはその中でもバランスが良く、この
2007年は
コンストラクターズ・タイトル、チーム・タイトル、ライダーズ・タイトルの三冠を独占しました。
DUCATI GP7 (2007年式 800cc)
ヒーローは
ケーシー・ストーナー、若き
オージー・ライダーでした。
タバコの広告が禁止されたのでスポンサーの
マールボロのロゴは
バー・コード表示で行われました。
(ヤラレマシタ!!)
2008年、
DUCATIとストナーはついに栄光の
ゼッケン1を付けました。
この年は
ヤマハの追い上げが激しく、
コンストラクターズ・タイトル2位、ライダーズ・タイトル2位に
終わりました。
(
この項続く)
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