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742.オーヴァー・レーシングの挑戦 (2) (単気筒編)

 オーヴァー・レーシングが初めて製作したシングル・レーサーは「OV-05」です
「OV-05」(1984年)
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このレーサーはサウンド・オブ・シングルス用でSRX600のエンジンアルミ・ハニカム・フレーム
搭載していました。

写真で見るとフレーム単なるツイン・スパーではなく、アルミ板を溶接したと思われる極太のフレームなのが
見てとれます。

また、この車両のカウルは当時、まだ珍しかったカーボン・ファイバー製シングルであるがゆえに軽量化神経を使っていたのが判ります。

オーヴァーレーシングは「OV-05」の後、しばらくシングル・レースから離れていましたが、「OV-11」
再びシングル・レーサーに戻りました。

しかも、SRX600ベースのシングル・レーサーです。

 「OV-11」 (1991年)
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これもSRX600エンジン・ベースのレーサーで面白いのはエア・サスではあるものの、2本ショック
備えている事です。

これで1992年のオランダ・アッセンでのレースを制しました。

この後、エンジンをXTZ660排気量が少し大きなものに換え、再びシングル・レーサーを開発しました。

 「OV-16」 (1996年)
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YAMAHA XTZ660のエンジンを得意のアルミ・オーバルフレームに搭載。 
ユーロ・スーパー・モノ選手権でチャンピオン獲得。

 「OV-20」 (1997年)
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エンジンに大幅に手を入れて性能を大幅アップし、再びチャンピオンを獲得しました。

この後、今のところシングル・レーサーは手掛けられていません。

                                             『(3)「2気筒・他 編」へつづく』

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by ss992 | 2012-06-20 21:00 | レース