1972~1974年、僕達は日曜日の午後7時が待ち遠しかったのです。
やがてその時間になるとTVから「
マジ~ン ゴー!」掛け声と供に
スーパーロボット
「マジンガーZ」の活躍が始まりました。
「
マジンガーZ」はそれまでの良い子ちゃんロボットと
違い、
武器の塊です。
これまで我々は正義のロボットがろくに武器も持たず、
敵にめちゃくちゃにやられながらかろうじて勝利する姿に
涙したものでした。
しかし、「
マジンガーZ」はその名の如く、
魔神でした。
目からの「
光子力ビーム」に始まり、口からは酸の風「
ルストハリケーン」,
胸からは熱線ビーム「
ブレストファイアー」,耳からは「
冷凍ビーム」,
腕は外れて「
ロケットパンチ」となり、遠くの敵をぶちのめします。
その
痛快さといったら「
鉄腕アトム」ですらその比ではありませんでした。
全く、なんで今まで
こんな簡単なアイディアを実現させなかったのでしょう。
自分達、子供の夢のロボットは真に、
「マジンガーZ」的武器の塊でしたから
余計そう思えてなりません。 やはり
敗戦による武器の否定が続いていたのでしょうか。
そして、1984年、とうとう我々は
自分達の魔神を手にしました。
もうマンガでもアニメでもない、当然、
玩具の類(?)ではない『
本当の魔神』です。
その名は
『
VーMAX』、
人殺しの武器
こそ積んで
ませんでしたが
驚異の力!
「Vブースト機構」を積んでいました。
VMAX・・・・・・・1984年
Vブーストの説明(クリックすると拡大します!)
簡単に言えば
ある回転数まで回転が上がるとそれまでの
倍量の
燃料と空気が送り込まれる・・・と言う何とも
パワフルな仕掛けです。
今でこそ
145馬力は当たり前の出力ですがそれを25年以上前に実現した
YAMAHAの技術力には頭が下がります。
さぁ~て、私も頑張って仕事だぁ~。 「
マジー~ン、ゴー!」
YAMAHAのCF、センスいいですね。