117.で紹介した映画 「世界最速のインディアン」 について新しい情報を入手しました。
映画に登場する「世界最速のインディアン」はもちろんレプリカですがそれを作ったのが
やはり伝説のVツイン「ブリッテンV1000」を生み出したブリッテンの工房だったのです。
ブリッテンモーターサイクルって? もちろん一般の人には判らないでしょうが
バイクマニアはそれこそ背筋にゾクッとする快感が走ったはずです。
ブリッテンV1000 (フロント周りに注目!ステアリングが通常のものではない。)
90年代に世界最速を目指したオリジナルマシンを製作し、
その名を世界に轟かせたジョン・ブリッテン。
彼が立ち上げたファクトリーが作った入魂の最速レプリカだったのです。
デイトナのB・O・T・TでDUCATIのワークスを相手に数々の勝利を収め、
数々の記録を打ち立てながらも若くしてこの世を去ってしまった孤高のエンジニア、
ジョン・ブリッテン、その心は 旧式も旧式、ほとんど化石と呼んでもおかしくない
「インディアン・スカウト」で300km/hを出して見せた
バート・マンローから引き継が
れたものといってもいいでしょう。
ニュージーランドは豊かな自然と牧羊の国です。
でもこうした挑戦し続ける
漢達を生んだ国でもあるのです。