疾駆するシングルレーサー。しかもDUCATIのスーパーモノより速いとなると興味がわきます。
その正体はドイツのMuzのシングルレーサーです。 しかもユーロスーパーモノ選手権で
8戦中5勝しながらチャンピオンを逸した
無冠の帝王です。
エンジンはMuzの刻印がありますがヤマハXTZベースの686ccです。
ピークパワーより扱いやすさと信頼性を重視したチューンです。
ベース車はこれ。とてもレースとは無縁のライトウエイトスポーツです。(Muz SKOREPION)
フレームやスイングアーム、そのピポットなど市販車と同一の形式を保っています。
これで
無冠の帝王ですからMuzの技術の高さが解ります。
欧州はシングルレースが盛んだと聞きます。 でもそれだけにメーカーは力を入れてベース車両の
開発に当たっている様です。 「峰風」を選ぶ前いろんな外車を検討しました。
このMuz SKOREPIONも候補には上げていたのです。でもあまりにリーズナブルな値段に
安物の刻印を勝手に押して候補から落としました。
それが
無冠の帝王・・・。 メーカーの手が入っているとは言え
素性が悪ければそんな称号を受けるはずがありません。
バイクの世界はまだまだ奥が深いです。