「峰風」とともに

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190.安全なパワード・ホース?

 前回フライ・バイ・ワイヤーのバイクへの適用に反対しましたが
私は技術が発達する事が別に悪いと事とは思っていません。
要はその使い方です。

現にパワード・スーツ(人体強化服・・・それを着た人の能力を高くする服。
ハインライン著「宇宙の戦士」初見)等は「使用出来るコンパクトで大出力な動力がない。」と言う理由で夢物語とされてきましたが、
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今、現実の社会、それも老人や障害者介護の現場で実用化一歩手前まで開発が進んで来ています。 戦争目的で発想された技術が福祉で実用化される・・・。

それこそ、技術の明るい面での運用と言えるでしょう。
今、介護用パワード・スーツの研究で有名なのは神奈川工科大学です。

神奈川工科大学の外骨格式人工筋肉使用介護スーツ
<装着前>                      <装着・使用時>
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「動力源をどうしたかって?」それは人工筋肉の開発でした。

自然の筋肉は縮む時、力を出します。 伸びる時は力を受けて伸びるだけです。
(だからストレッチ体操に意味があります。 筋肉は縮みっぱなしで自力では伸びませんから。)

人工筋肉も液体や気体を極細い弾力のあるパイプに通す事で膨らませ、全長を縮めます。 全く自然の筋肉と同じ働きをするのです。 

動力伝達物質が流体(液体にしろ、気体にしろ)ですから圧力を掛けるポンプが必要となりますが、介護補助の様な用途の場合、ポンプは別の台車に乗っていても構いません。

また、人工心臓の研究が進み、極小で大出力のポンプが出来る様に
なってきました。  これこそ技術の正しい使い方と言うものです。

森正弘と言うロボット研究の第一認者は面白い事を言っていました。

「もし、自動車の速度超過による事故を減らしたいのなら速度の出ない車を
つくるのではなく非常用に速度は短時間なら出せるがある程度長い時間(5分間とか)

速度超過のままだとハンドルの中心にある銃口から銃弾が飛び出し、運転者を殺害

する様になっていればスピード違反による事故は激減するはずだ。」と。
過激な発言ですがその通りです。

速度規制があるのに実際の車はそれ以上の速度が出る様、必ず作られています。
これは、本来は緊急事態が起こりそれから至急避難する為なのです。

ですから森博士の提案は実に法律と現実を両立させる妙案と言えるでしょう。
とは言え、車に殺人を犯させる訳にも行きません。

私だったら銃弾が出る換わりに速度が最低速度(道路毎に決まっています。)以上
出なくなり、裁判所で罰金や行政処分を受けて初めて制約が解除して貰える様に

なっていれば良いのではないかと思います。
話がそれたので元に戻します。

前回述べた様に、バイクもラン・バイ・ワイヤー化してきており、このままだと
走るパワードスーツ、ないしはパワードホース(文字通り、鉄馬)になってしまいそうです。

これは何も高速化だけの問題ではなく、自動車も含め安全まで機械(CP)が管理する
技術
の研究が進められています。
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夜間
見えにくい歩行者を
とらえ、ドライバーに
知らせるシステム。

一番進んだ衝突安全ボディ。


世界初・HONDA
唯一の歩行者ダミーから
独自開発。(アシモの技術の応用?)

衝撃(G)を
コントロールして
人への被害を軽減。


追突の危険を
ドライバーに
しっかり気付かせる
独自の手法。

Safety For Eery one.
車間通信技術を核に
「ぶつからない」を
目指し全ての人の
安全を追求する先進
自動車開発プロジェクト。

HONDA独自の方法で難しいバック駐車を
アシスト。



HONDAはまだCPによる危険の示唆に止めていますが、それでも人間の能力は
下がります。

確かに安全に気を配る必要がなければ人生随分エンジョイ出来るでしょう。
ですがそれは自分の行為に対する責任感も薄めてしまいます

スペック競争はレース場でしか行なわない。
バイクや車に掛ける情熱は「世界最速のインディアン」のマンロー爺さんの様に自分でコツコツ改造出来る資格を作る・・・等。

我々ライダーやドライバーが自覚を持って運転し、行政にも関わって自分達のルールを作る必要が出てきた様に思います。

先輩達が残してくれた「宝物」 モーターサイクルよ 永遠に。・・・
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見て下さい。 この鉄馬たちを! これでもほんの一部です。
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by SS992 | 2007-04-27 09:20 | メカ談義