「峰風」とともに

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368・幻のニュー・シングル エンジン

1991年バイク界に電撃的なニュースが駆け巡りました。  
FIを搭載した4バルブの水冷502ccの新型デスモシングルです。
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しかも、これは画期的な新しいバランサー機構を持っていました。
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クランクからダイレクトに駆動される簡単なプライマリーコンロッドがクランクケースのトップに設けられたハウジングの中にピポットを持つセカンダリー・コンロッドを動かし、振動を除く仕組みです。
もちろん、セカンダリー・コンロッドにはバランサー・ウエイトが付いています。
ピポット・ポイントの決定には手こずりましたが一度、決まってしまうと
5桁の回転数にも難なく耐え、コンパクトで安いエンジンが完成しかかっていました。
シングル用の給排気システムが出来れば500ccで70hpのエンジンも夢ではありません。

現代版デスモ付きアエロマッキ・エンジンは始動真近でした。
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垂直シリンダーを省けたため重心が大きく下がりました。
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少ない排気量に大馬力、真に今、我々が求められている事、そのものです。
10,000rpmで78psを発揮するまでに成長したスーパーモノはシングル・レースを総なめにし、
技術の高さを誇りました。
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ただ、あまりに高い性能が災いしてか、政治的理由かは解りませんが、
スーパー・モノが市販される事はありませんでした。
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ただ、この技術は今後きっと役に立つはずです。
エンジンの小型化に非常に有効なシステムなのですから・・・。
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by SS992 | 2008-03-05 01:23 | メカ談義