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「峰風」とともに

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398.DUCATI スーパーバイクの変遷(3)

996R  2001
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916は996、998と排気量が増え、それと平行してパフォーマンスも強化されました。
しかし、2003年さらなる性能強化を目指してモデル・チェンジが行われました。  
999   2003
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それが999です。排気量は999ccまで増えていました。
タンブリーニは去ってしまったのでデザイナーはテル・ブランチに変わっていました。 
その結果、スイングアームはゴッツイ両持ちに変わってしまいました。
縦に並んだヘッド・ライト、カウル・両サイドについた空力調整用ウイング等、新しい試みがなされましたが売れ行きは今ひとつでした。

1098R 2008
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2007年、S・Bのレギュレーションの変更に伴い、1098がリリースされました。
プロアームがまた戻って来ました。

こう書いていくと順調に開発が進み性能もそれに伴って向上している様に見えます。
事実、そうなんですが下の写真を見て下さい。
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916から1098まで殆ど変わっていません。
タンブリーニの偉大さが判ろうと言うものです。
もちろん、細部での改良はされていますがピボット付きフレーム
ずっと踏襲されています。
パイプの径は違っているかもしれませんが916ccから1098ccまでカバー出来るフレームとはやはりタンブリーニは只者ではありません。
普通レーサーといったらギリギリまで贅肉を落す物です。
916はピュア・レーサーとして設計されました。
無駄な重量は無かったはずです。
それが999だけでなく1098までカバーしてしまうとはただただ驚くばかりです。
by SS992 | 2008-04-01 21:43 | メカ談義